老夫婦の家に行く

日常

シルバー人材センターから 新しい仕事の案内が突然来た。
今やっている仕事のほかに 休みの日を有効利用したいので
2時間程度の調理の仕事を 紹介できるとのこと。
一応受けてみた。
打ち合わせに行ったが 娘さんの依頼で 老夫婦の両親が 入院したり
ケガをしたりで 娘さん自身の仕事などあり 面倒を見るのが大変とのことだ。

特に 老夫婦の夫は 90歳を超えており 奥さんも高齢で 直ぐに退院するが
今までやってきた調理が出来なさそうなのだ。
もう一人のシルバーの人とともに 毎日来てほしいとのこと。
介護ヘルパーのやるような仕事だと思うが 他にヘルパーさんも来るという。
さて 毎日できるかなあと 少々不安の中 連休明けから仕事が始まった。
老齢になれば 食べ物は少食だし 魚を焼いたり サラダを作ったり 味噌汁など
本当に基本の料理だけだが そこに 希望の食べ物が入ってくる。
今日はハンバーグ 煮物 おうどん それに答えながら やっていた。
台所は 汚れていて 大変さが解かるので 少し清潔さや 調味料の在り処などを
理解したいと思い 掃除も必要になった。
奥さんが やはり気になるらしく 台所に良く入ってこられ 様子をうかがっている。
少し元気になられたようで 話も良くされる。
少し元気になられて やる気も出たのだろう。

1週間で シルバーに断りの電話があった。
奥さんは 他の人にではなく 自分で自分の領域を守りたかったのだと感じた。
自分ならどうだろう。
足腰が弱っても やはり自分の世界を他人に踏み込まれるのは あまりうれしくない。
元気があるうちは 誰の助けもいらないと思うかもしれない。
娘さんの気持ちもわかるが できるだけ自分の力で生活したいのはわかる気がする。
買い物なのどは ヘルパーさんに頼み 調理は何とか簡単にできる物を食べたいと思う。
そんなわけで この仕事は終了したのである。

                                  2026・5・15

タイトルとURLをコピーしました