古い記憶

日常

急に古い記憶が よみがえることがある。
50年以上前のことなのに なぜかはっきり思い出す。

田舎の中学時代のことだ。
多感な女の子だったり 家の事情などもあって
中学の担任T先生は とても心配してくれた。
おじいさんの先生だったが 登校するときや帰りなど 時々一緒になった。
家にも遊びに来たりして 家族とも親しくされていた。
内緒だと言って ケーキやコーヒーなどをごちそうしてくれたり
プレゼントなどもしてくれたことも何度かあった。

古い時代だから 同情されていたのかもしれないが
今考えると えこひいきが過ぎていたと思う。
いつも人と違う扱いに 嫌な気持ちがあって 普通にしてほしいと
考えたり 嫌いな先生だと思っていた。
ずいぶん優しい先生だったが 子供はそうは思わないこともある。
警戒心もあった。

中学1年と3年との担任になって 何とか離れようとしても無理だった。
外見も 清潔さも 私には無理だった。
高校受験して 離れることができたが その息子が同級生になった。
話しはしなかったが 家ではいいお父さんでいたのだと思う。
少女時代の多感な時期は 人の親切も 未だ受け入れられなかったのかもしれない。
だが 嫌なものは嫌と はっきりするほうが 気持ちが うやむやになるより
自分を守るうえで 大切なことだろう。
我慢することはない。

親たちから 嫌という事を言わないように 育てられたり
好きでもない方向に仕向けられたりすることは 自分の考えを
我慢したり 言い出せないまま成長することになる。
時代がそうだったかもしれないが 今のように 自分を持つことは
幸せにつながるし 何があっても後悔することはない。
自分で責任を持つからだ。

巷では 色んな事件が起こり 自分の考えではなかったのに
その方向に仕向けられてと言って 裁判になったりする。
できれば 自分の考えをはっきり持ち 行動できたらと祈るばかりだ。
                                  (2024・2・26)

古い記憶は いつも突然によみがえる。
年をとればとるほど 今まで思い出しもしなかったことが はっきり見えてくる。
遠い記憶なのに なぜかいろんな場面や 人の姿や 周りの情景などが浮かぶが
名前を思い出そうと思っても思い出せないなど あやふやな部分もある。

高校生だった頃の自分や 教室の風景や 恋ごごろを抱いた人や 先生や
失敗したことや 友人との確執など たくさんある。
家の事情で 普通の大学には行けなかったが 通信制の大学は出ることが出来た。
劣等感も人一倍強かったと 今になるとわかる。
人に負けたくないといつも思って 意地を張ったり 人との何でもないことを
くよくよ考えたり つらくて陥ったり 独りよがりだったりしていた。
今でも性格は引きづっていて 中々大人になれない。

もっと自分を見つめたり 自分のいい所を探したり 楽観的になったりしていたら
今までより 良い自分を見られていたかもしれないが おそい。
それを含めて 今の自分があるのだろう。
色んな思い出を 時々思い出しながら これからも振り返りたい。

                                2026・2・27     


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