青春の夢と今

日常

若い頃 学生時代や 卒業したての頃 何か 夢や希望を 持っていたのか。
考えてみると 持っていたような 忘れてしまったような気がする。
夢は持っていても いろんな事情で たぶん実現できないと
あきらめていたような気もする。
何だったのか思い出せないのは 経済的なことや 家族の事情 言い出せなかったことや
満たされていない願望だったかもしれない。
普通の家庭だったら 少しはわがままも言えただろうが
両親のいない あづけられた子供というのは まだ自分のいる場所さえ
不安定で 心も自立せずに わがままは言えなかったようだ。

大人になっても その気持ちは引きずっていて 祖母の介護や
経済の補助 病気になった叔母の看護などで 青春は終わっていた。
祖母や叔母が なくなった後は 自分で生活しながら 絵を描くことになった。
子供を教えたり アルバイトなどで なんとか暮らすことが出来た。
急に絵を描けたわけではないが いい先生に出会ったり 通信制の学校で
学んだりして 先生の資格も取れた。

絵を描くことが夢だったわけではないが なんとなくそういうことになり
友達も 先輩も 絵画関係になったのだ。
絵を描くことで 人間を作るというのか 社会を学ぶというのか
自分のゆがんだ性格を自分で見つめなおしたりすることを学んだ。
恋愛も 何度か出会いがあったが 結婚できたのは 奇跡に近いかもしれない。
全く結婚するという想像が 私の中にはなかったからだ。

社会から少し外れたところでの生活が 今までほとんどだったが
そこから離れることになって今がある。
想像していなかった現実だが 今の方が自由で 二人とも安心して生活ができている。
夢はいつでも 自分の中にあり じぶんがやりさえすれば 実現できるだろう。

実現できないと思って 生活していたのが もっと頑張ればなんとかなると思えるのは
進化していることだ。
ドラマで 小さい頃からバレエが好きで 70過ぎてから初めて始めるというのがある。
どんなことも 楽しくやっていけるように 夢は持ち続けよう。
                                (2024・8・1)

最近 長い間やっていた絵画の生活が 全くできていない。
継続は力というが それができていないことは 嘆かわしい。
青春時代から 絵を描いて生活を目指して 生きる生活とともに頑張ってきたが
経済的な理由や 臭い問題もあって 殆ど描けないでいる。
だが 夢は持っている。
必ず個展を開くという夢だ。
今まで 個展を一回も開けなくて みんなに自分の絵を見てもらえなかったが
人に混じってみてもらうことは 何回かあった。
個展は 自分の人生のすべてを見てもらうことになる。
しかし 作品は すべて処分してしまったので 初めからのやり直しになる。
だが あきらめてはいない。
必ず やることだ。
幾つになっても 夢はあきらめないことだ。

                                  2025・8・1

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