友の展覧会

絵のこと

国立市の小さな可愛い画廊で 友の展覧会があった。
前からの付き合いがあり 大好きな人なので 案内状が嬉しかった。
国立は 久しぶりというか ほとんど行かない街なので
電車を乗り継いでいくのは 楽しい。
友は 最近 油絵ではなく 版画を中心に作品を発表しているそうだ。
油絵でも いい賞をもらっていて 懐かしくなるような絵を描いていた。
版画は 公募展でも国立美術館で発表しているのだ。

最近は木彫りの版画ではなく 抽象と具象を合わせたような手法で
色んな独自のやり方で 楽しんでいるのだ。
引越しして以来 案内状はもらっていたが 会うのは何年かぶりで懐かしい。
画廊には午後いるらしいので 昼過ぎに行ってみた。
どんな展覧会かもわからないので 何も持たずプレゼントも持たずに
見に行った。そして再会した。
いつも変わらず 普通に会えた。気をつかうこともなく。
5人ぐらいのグループ展だが いい作品が並んでおり
来たかいがあったし 刺激をもらった。
友は 私に自分の作った可愛い袋を贈ってくれた。
そういう作品も 並べたいそうだ。

3作品は 努力していて楽しい作品だった。
すぐに失礼したが 何か持っていけばよかったと後悔した。
だが 気にしないで また会える時に考えようと納得して帰った。

友の展覧会に いろんなことを考えたり 思い出を振り返ったりして
今日はいい日になった。 
                                  (2024・7・10)

展覧会になると 昔の友達 知人から 案内状が来ている。
今年も 春のシーズンに国立美術館や 上野で発表した公募展の作品を
見に行っている。
自分の作品は しばらく出品しておらず 見たいという友もいるが
なかなかその気分ではない。
新しい作品を 制作し 発表するには 時間と大きな費用が必要なのだ。
それ以上に 継続していくだけの気力と体力が 最も大切なことだ。
以前は お金も時間もない中を 何とか無理してでも頑張っていたが
今はそういうわけにもいかなくなった。

友や知人の絵画や 版画を見に行くだけでも 相当な気力が必要になってきた。
この前 日比谷公園で壁画の展示があるから見に行こうと 先輩から連絡が来た。
80歳以上で 今も現役で絵を描いている友なので お誘いを受けることにしていたが
それから連絡が無くて 熱中症にでもなっているのではないかと心配していた。
お互いに 身体のことを考えてしまう年齢なのだ。
案内が来れば なるたけ見に行くが 今は静かに見守っているだけだ。
いつか自分の個展を開く時には みんなをお誘いすることにしようと考えている。
何時になることか 楽しみにしながら 絵を描いていきたい。

                                 2025・7・14

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