むかしの事 2

日常

初めて源氏物語の現代訳を読んだのは 中学生くらいの頃だった。
有名で 昔の歴史ある本で 教科書にも載っているくらいだから
どんなものかと 興味を持っていたのだ。
しかし まだ恋愛とか 付き合い方とか 人生の重みを
全く考えていなかったので 初めて読む時は 恥ずかしい位の考えだった。
夜 布団の中で 親たちに隠れてそっと読むといった感じで
読んでいる事さえ 恥ずかしさがあった。

今考えると もっと深く読み 考え 自分の思考を
しっかり身に着けておくべきだったと思う。
光源氏や その周りの仲間や 女性たちの気持ちを もっと知っていたらよかった。
大人になってから また読み返すことができたらよかった。
今放送されている 「光る君へ」は現代劇のようで 
昔の貴族や生活している人たちが こんな考えだったかどうかは
わからないが 色んな感情があってこの物語ができたのだと理解できる。

心を広く持ち おおらかで 明るく 楽観的だったり 愛情深すぎて
いろんなことに愛を降り注ぐことで 色んな人々に変化をもたらし
生き方まで変わっていくのは 興味深いことだ。
不倫などが横行している時代だが それはそれで いいことも悪いことも
悲しく苦しいことも 人生の一環として 受けいれていたことだろう。
今の決まりきった社会からは 想像もできず あったとしても
いけないこととしてしか 取り合ってもらえないのは 少し寂しい。

恋愛や 社会や 政治や 心の動きなど 今と一切変わらないことも
人間の生き方だからだと 思う。
再度 ゆっくり読んで 自分の感想を持ってみたいと思う。
                               (2024・8・29)

昨年の大河ドラマは 「光る君」だったが 今年は 「べらぼう」で
楽しく 毎週 拝見している。
蔦屋重三郎のお話で 江戸時代中期頃の 江戸文化が大きく花開いた頃の時代ものだ。
主人公のことも 江戸時代に何があったかも 歴史の教科書以外には学んでいなかったので
とても面白く 興味深いものがある。
所々で 田沼意次や 松平や 将軍などが 出てきて 一つにつながっている。
江戸にも 花街や 浮世絵や 本の作りや そこで育った人たちや 文化人が
華やかに 時代を動かしているのが よくわかる。

活き活きと生きながら 時代とともに 動き活動し 活躍し 苦労しながらも
江戸に華を咲かせていく姿が 実に美しいと思った。

今私は これまで生活の面でも 芸術の面でも 努力はしてきたが
報われたと思うことはまだなかった。
気付かないのかもしれないが 才能や経済にも恵まれず 努力も
成功には結びついていない。
褒められても それがそのままで終わっている感じで 自分で何かを作ったとか
自分で作ったものが 成功したとか思うことがないため 自信もわかない。
自分の思うものが描けていないのだ。
今は 色んなものから解き放たれて 自由に自分の思うものを描いていいという時期なので
もっと勇気を持ち 自信をつけて 頑張って描いていきたいと思っている。

むかしの事は これからも書くつもりでいるので 今日はこの辺にする。

                                     2025・8・29

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