友人より 美術の団体展の案内状が届いた。
春になると 美術展が各地に開かれ 乃木坂にある国立美術館にも
大きな団体展がいくつか始まる。
私も 数年前まで 団体展の会員として 美術の搬入や搬出
色んな仕事の手伝いをしたり 実際に出品して案内状を出す立場にいた。
引越しや生活面の影響もあり いまは 全く団体とはかかわらず
自分で好きな時に描いたり 出したいと思ったときには出そうと心がけている。
絵が好きな人には この団体展を いろんな形で見たり批評したり 楽しむことで
益々興味が出てくるものだが 私にはただの苦しみだった。
楽しいのは 人と会ったり 会話したり 絵の話で盛り上がったりすることだった。
絵を描く時は 多くの時間を 一人で悩み考え 筆を動かしていくもので
夢中になるまでは 孤独感でいっぱいだった。
よほど好きでなければ そして 時間とお金の余裕がなければ
なかなかつづけて行くことは難しかった。
私は お金はなかったが 時間が何とかできたし 体力もあったので
続けてこれたのかもしれない。
毎年 二つの団体展に 出品し 会費も払い 会員にもなり 続けてこれた。
これからは 好きな道は 自分で独自でやっていくつもりでいる。
上野の都美術館でも 団体展は多く開催されており
また友人の案内も来ることだろう。
絵を見て 友人の健康を願ったり 遠い所から運ばれてくる
大きな絵画を見て 元気でいる人を思ったりして 楽しんでいる。
勿論絵画は 厳しい目で 鑑賞し 批評し 自分にも
いい影響をもたらすように学ぶのだ。
楽しみにしながら 友人の絵を見に行きたい。
2025・4・15